蝶野正洋の黒の履歴書 ★獣神サンダー・ライガー引退後の活躍 (1/2ページ)

週刊実話

蝶野正洋の黒の履歴書 ★獣神サンダー・ライガー引退後の活躍

 新日本プロレスが、新春恒例の東京ドーム大会を開催したね。今年は史上初の2日連続開催で、合わせて7万人を超える観客を集めたそうだ。この2連戦で、獣神サンダー・ライガー選手が引退した。

 ライガーは俺や武藤敬司選手、橋本真也選手とほぼ同世代。階級が違うため、俺らとは試合で絡むことは少なかったけど、同じ時代を闘ってきた戦友でもある。

 引退前に、俺と武藤さんとライガーで対談をする企画があったんだけど、お互いに気心が知れているから、話が大いに脱線したよ。

 対談では、ライガーはコンディションもよさそうだし、まだまだプロレスができるという話になった。武藤さんも「マスターズに出ないか?」って何度も誘ってたよ。「ライガーは引退でいいから、山田恵一が凱旋帰国するのはどう?」とかね(笑)。

 でも、ライガーはマスターズに出ているようなレジェンドレスラーと比べると、まだ元気すぎるよ。もうちょっとくたびれてくれないと釣り合わない。試合もレジェンドたちのスローなテンポに合わせてもらうしかないだろうね。

 ただ、ライガーがこのタイミングで引退を決めたことも理解できる。トップのプロレスラーにとって「現役でいる」というのは、ただリングに上がって試合することじゃない。それを年間通して130〜150試合、全国を巡業しながらフルで回るということなんだよ。ライガーもそれが難しくなったから、一線を引くという決断があったんだと思う。

 一方で、試合をしなくなったからといってプロレスラーに引退はない。リング外でも様々な仕事のオファーがあるし、その肩書が必要とされて、社会や地域に関わることも多い。なによりも、ファンがいる限りレスラーに引退はないんだよ。

★ライガーは解説者の道に進んでほしい

 これからのライガーは選手の育成もやっていくと思うけど、個人的には山本小鉄さんのように解説者の道に進んでほしいね。やっぱりプロレスに関して豊かな経験があるし、的確なコメントができると思うんだよ。

 ライガーは、以前から新日本プロレスのテレビ中継で解説席に座ることもあったけど、試合に興奮すると「すごい!」しか言わなくなるんだよね。

 俺も解説者として呼ばれることがある。

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