上沼に酷評されたM-1戦士、天才ゲームクリエイターとして“モンスト”超え (1/2ページ)

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マヂカルラブリー・野田クリスタル
マヂカルラブリー・野田クリスタル

 「M-1グランプリ2017」で審査員の上沼恵美子に酷評されたコンビ芸人といえば、マヂカルラブリー(野田クリスタル&村上)だ。ファイナリスト10組中、最下位。上沼から、「頑張ってるのは分かるけど、好みではない。よう決勝残ったなと思って」とバカにされたが、芸人としては旨味が増し、翌18年には方々(ほうぼう)でイジられて、おいしい思いをした。

 19年大会で敗者復活戦に残ると、生放送中に野田が気温9度の寒さの中で上半身を脱ぎ、裸になってアピール。スタジオの上沼に「恵美ちゃん、待っててね~」とラブコールを送ったが、「まったく分かりません」と冷たく返された。しかし、お笑いファンの好感度はさらに上がり、「上沼VS野田」はM-1放映中、ツイッターのトレンド常連になっている。

 “関西の女帝”においしくしてもらえた野田。それでも、テレビという名の表舞台で活躍できるに至っていないが、実は思わぬ業界で神と崇められている。

 「ゲームアプリの世界で、です。趣味が高じて、16年から『野田ゲー』と題したゲームアプリを制作する側に回り、3月に『ブロックくずして』、『寿司』、『ボルダリング姉さん』をApp Store、Google Playにリリース。自分で繰り返しプレイするうちに、難易度が上がり、誰もクリアできないゲームになったこともあったといいます。翌17年9月に『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系)に出演したときは、ゲストでやってきた俳優・佐藤健さんのために、佐藤さんが主人公のゲーム『タケルタンX』を制作。ご本人は大喜びでした」(テレビ誌の取材ライター)

 コンピューターのプログラミングが得意。昨年は、今田耕司、東野幸治、雨上がり決死隊らが出演する「本能Z」(名古屋CBC)で、吉本興業が運営するお笑い養成学校・NSCを舞台とした恋愛シミュレーションゲームをプレゼン。同じくM-1ファイナリストのニューヨーク・屋敷、ラフレクラン・西村といった実在するイケメン芸人たちを登場させ、先輩たちを感嘆させた。

 同年秋には、およそ1カ月の間で5種類ものアプリを制作。

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