「ずっと、あなたのそばにいます」大切な者たちへ永遠の愛を歌った「海ゆかば」が泣ける! (2/4ページ)

Japaaan

しかし、ただそれだけの薄っぺらな歌であれば、永い歳月を経てなお「海ゆかば」が少なからぬ人々に愛され、歌い継がれるものでしょうか。

そこには、我が身をもって国家の平和と独立を守り継いだ武人たちの、建前に隠された深い愛情があるのです。

「大君」と「辺」の解釈

まずは大君の解釈について、これは第一に大王すなわち天皇陛下を意味しますが、国歌「君が代」と同じく、君とは「大切な者」「尊い者」の意味も持っており、強調の大を冠することで「とても尊く、大切な者」を表しています。

※参考:

大切なあなたといつまでも…日本の国歌「君が代」のルーツと深い愛情を紹介

もちろん、日本人にとって「国家と国民統合の象徴」である天皇陛下や皇室を尊び、大切にすることは当然と言えますが、それ以外どうでもいいとは決して思っていない筈です。

伴侶や家族、同胞など、それぞれに尊く、大切な存在を胸に思い、武人たちは戦地に旅立ったのでした。彼らと、彼らと共に生きて来た大切な故郷を、思い出を守るために。

次は「辺」について、これはよく「大君の辺にこそ死なめ……」という文脈から「~のために」と解釈されがちで、それでも意味は通じるのですが、これは身辺などと言うように文字通り「そば近く」を意味します。

こう聞くと「武人たちは、遠い戦地にいったのでは?」と矛盾に感じる方もいるでしょうが、ここで言う「そば近く」は、心理的な距離と解釈されます。

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