「巨人軍重大事件」長嶋茂雄や王貞治も知らない裏真相 (3/5ページ)
PL学園出身の“金の卵”清原和博と桑田真澄をめぐる「KKドラフト事件」だ。清原を1位指名すると思われた巨人が桑田を指名した理由は、二つあるという。一つめは寝業師・根本陸夫氏の“埋伏の毒”だ。「西武のフロントで辣腕を振るっていた根本さんは、“西武はKKの両取りを狙っている”とハッタリをかましたんです。巨人は王監督の意向もあり、清原が本命でしたが、根本さんのハッタリを信じて、進学を表明していた桑田の一本釣りに変更したんです」(前同)
もう一つ、巨人が桑田指名に傾いた理由がある。「夏の甲子園後の鳥取国体で、桑田が大きく落ちるカーブを投げたんです。これは甲子園では見せなかった球種なので、“秘密兵器を隠していた”と、桑田の評価が急上昇したんです」(同)
後年、ミスターは、「巨人ドラフトの歴史で最大のミスは、清原と野茂(英雄)を取りにいかなかったことだ」と漏らしたという。清原が巨人に入団していれば、プロ野球の歴史が変わっていたかもしれない。
■渡邉恒雄が松井秀喜に直々に
続いては「王監督解任事件」に触れたい。88年、ペナントを3試合残すも、『日刊スポーツ』の誌面には「王監督退任」の記事が躍る。「ミスターのときと同じ。川上さんが動いて、子飼いの藤田の再登板を務臺さんに進言したんですよ。王解任をスポーツ紙にリークしたのも川上さんです」(スポーツ紙記者OB)
ONの行く手を阻む川上という構図は、長嶋解任のときと、まったく同じだ。「川上一派の暗躍を知ったミスターは激怒し、王さんに深く同情しました。ONの絆がさらに深まった一件でしたね」(前同)
時は流れて1995年。