黒島結菜『スカーレット』ライバルは清原果耶、嫌われ役で一気にヒロイン候補へ (2/3ページ)

日刊大衆

 三津はこのドラマの中でも群を抜く難役だ。まず師匠、八郎に禁じられた恋をしてしまうという点。八郎へのイケない片想いゆえの切なさと、それを隠すための無邪気さ。黒島はこの2つをうまく出し入れして見せた。

 さらに三津は、ヒロイン喜美子の合わせ鏡のような存在でもあった。断られても断られても弟子になりたいと訴え、川原夫妻の弟子になるやそつなく料理や下働きをこなし、八郎の良き話し相手に。失恋して川原家を出るときに純情な涙を流したように、若い頃の喜美子を想起させる場面がたくさんあったのだ。三津は、喜美子が年齢を重ね、女性として陶芸家として成長したことを浮き彫りにするという役割を担っていたのだ。

■嫌われていた三津がいつの間にか人気に

 また、最初こそ視聴者に嫌われていた三津だが、最後は愛されていたようだ。1月27日の放送で三津が己の恋心にけじめをつけて喜美子と八郎の元から去ると、「三津はやっぱりいい子だった」「潔く去っていく三津に幸あれ」と、ツイッターにはこれまでと逆で好意的なコメントが寄せられたのだ。この反響の大きさは、三津が見事にキャラ立ちしていたからにほかならない。持ち前のみずみずしさと爽やかさを発揮しながら、黒島自身がこれまで見せたことがない小悪魔の一面を見せて三津に命を吹き込んだ、その演技力に心から拍手を送りたい。

 実は黒島は朝ドラ『マッサン』をはじめ、『夏目漱石の妻』『いだてん〜東京オリムピック噺〜』や主演した『アシガール』と、NHKの注目作に数多く出演してきた女優でもある。

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