国会議員10人「絶対辞めない」言い逃れランキング(2)「疑惑発覚⇒病気」はブームか (2/4ページ)
病名を持ち出せば追及する側が何も言えなくなってしまう、とわかったうえでのこずるい戦法です」(ユリQ氏)
人の心理につけこんだ悪質な言い逃れなので、ランキング上位入賞だ。
1月13日、地元の福岡県直方市で行われた国政報告会で、「2000年の長きにわたって一つの言葉、一つの民族、一つの王朝が続いているなんていう国はここしかない」と述べたあと、政府方針との矛盾を突かれ、批判を浴びた麻生太郎副総理兼財務相(79)。その翌日には、
「比較的まとまった形で2000年近くの間、継続してきたことを述べただけ」
と釈明。が、その顔に反省の色ナシ。「失言帝王」には言い逃れする気もサラサラなさそうだ。朝倉氏も感嘆しながら言う。
「もはや何が失言かわからない域まで達し、この程度では国民が驚かなくなってしまった。これまでの失言に比べたら、物足りなささえ感じます」
最下位に選ばれたのは、カジノを含むIR事業を巡る汚職事件で、言い逃れに失敗して逮捕された秋元司衆院議員(48)。逮捕直前には各メディアの取材に応じ、
「根拠のない報道であり、信じないでほしい」
と身の潔白を訴えた。が、それもむなしい遠ぼえに聞こえてくるばかり‥‥。
■スキャンダル議員の「言い逃れ上手」ランキング
1位 安倍晋三
<主な発言>担当職員が「障害者雇用で短時間勤務だった」
<発言の経緯と寸評>総理主催の「桜を見る会」の招待者名簿を廃棄する際、4月22日にシュレッダーを利用予約し、廃棄が5月9日と時間がかかった経緯を、参院本会議で答弁。「堂々と言い訳するので、国民がツッコミ疲れて、マヒしてきた」(芸人・ユリオカ超特Q氏)
2位 菅義偉
<主な発言>「反社会的勢力はさまざまな場面で使われ、定義は定まっていない」
<発言の経緯と寸評>「桜を見る会」に反社会的勢力と見られる人物が出席していた問題を野党に追及されて。