職場の人間関係改善のキーワード「認識スタイル」とは何か? (2/3ページ)
――その状態をどう改善していったのでしょうか?
飯塚:あるところで、人間関係にまつわる外部の研修を受けるようになってから変わり始めた気がします。人的なネットワークができましたし、外部に出ることで自分を相対的に見られるようになりました。人それぞれみんな違っていて、違う考え方や価値観で動いているんだと思えた時に突破口が見えた気がします。
さらにいえば、当時参加した研修の一つで、この本のテーマになっている「iWAM(inventory for Work Attitude and Motivation:人間の考え方や物事の受け止め方の個性を測定するツール)」の考え方に出会ったんです。
――それ以降は人間関係での悩みはなかったんですか?
飯塚:嫌な上司とかはいましたけど、「ああ、この人はこういう人なんだな」と考えられるようになりました。ストレスに耐性ができてきたということなんでしょうけど。
――本書では「iWAM」の考え方を、人間関係改善のために応用しています。このiWAMについて、どんなものか教えていただきたいです。
飯塚:2001年にベルギーで生まれたもので、日本に上陸したのは2008年です。まだ12年くらいなのであまりメジャーにはなっていません。知る人ぞ知るという状態なので、これから広めていけたらいいですね。
正式名称を日本語にすると「職場における行動特性と動機づけに影響を与える要素」となるのですが、大きな特徴は「言葉」に注目する点です。私たちが使う言葉には、その人の考え方や感情が強くあらわれるものです。それらを分析して、自分がどんな風に物事を考えて、物事をどう認識する傾向があるのかを知ることができます。
iWAMの認識スタイルは48種類あるのですが、自分がどのスタイルをどれだけ意識していて、どれをあまり意識していないのかが定量的にわかるので、自分の特徴をつかんで、改善するところは改善するというアクションにつなげることができます。