職場の人間関係改善のキーワード「認識スタイル」とは何か? (1/3ページ)
一日の大半を占める仕事。それだけに職場での人間関係は生活の充実度を大いに左右する。
人間関係が苦痛な職場なら出勤するのも苦痛になるし、周囲とうまくやれているのなら、たとえ成果の方はイマイチでもそこまでストレスを感じることはないのではないか。そして、この人間関係は自分次第で良くも悪くもなる。
『「職場のやっかいな人間関係」に負けない法:「あの人」の言葉のクセに解決の糸口がある』(三笠書房刊)は、人それぞれが持っている「認識スタイル(物事の受け取り方のクセ)」に注目することで、人間関係の改善を目指す一冊。
今回はコンサルタントとして人材育成や人事制度改革に携わる著者の飯塚健二さんにお話をうかがい、人間関係を円滑にするための糸口となる認識スタイルとはどのようなものかについて教えていただいた。
■人それぞれの「認識のクセ」を知ることで対人関係がラクになる――かつては飯塚さんも職場の人間関係で苦労されていたと書かれていましたが、具体的にどんなことに苦労されていたのでしょうか。
飯塚:人間関係で苦労していたのは30代頃のお話です。その時の会社はいわゆる「逆三角形型」で、当時私が一番下っ端で、周りは年齢も立場も上の人ばかりでした。
全体的な雰囲気として、自己保身的な感じで、陰口もよくありました。コンサルタントなのでクライアント向けにあれこれ資料を作るのですが、陰で「あの資料には何の価値もない」と言われていたり。自分の言動がどう巡り巡って誰に何を言われているかわからないような状態でした。
「この会社にいたければいたらいいし、辞めたければ辞めればいい」と上司に言われたときは、本当にショックでしたね。いまでもその時の光景が目に焼き付いています。今思うと人間不信だったと思います。当時は娘がまだ小さかったのですが、ただただ家族のためだけに仕事を続けていました。