ハイパフォーマンスを引き出すために実践すべき10の睡眠テクニック (2/3ページ)

新刊JP

・仮眠をしなかった午後よりも仮眠をした午後のほうが、JINS MEME(*1)による集中力のスコアが向上した
・アンケートの回答でも、仮眠を取り入れた午後のほうが集中度のポイントがアップした
・「眠気を感じたか?」というアンケート項目において、全体の約58%が仮眠による改善を実感した
・「仮眠をとることで作業生産性が良くなった」と回答した割合は全体の2/3にのぼった
(*1…集中力をリアルタイムで測定できるメガネ)

つまり、客観面においても、主観面においても、集中力の改善・向上が見られた。パフォーマンスを高めるために集中力は必要不可欠だが、そこに仮眠が大きく寄与することが分かったのである。

本書では「理想の仮眠時間は15~30分」「仮眠時は心臓より頭を上にする」など、仮眠の効果を最大化するための方法や、会社に仮眠の制度を取り入れるために必要なことを紹介いるので、ぜひ参考にしてほしい。

■デジタルデバイスを駆使しながら自分の最適な睡眠を探る

もう一つ触れておきたい本書の特徴が、形式的な「質の良い睡眠の取り方」から脱し、その人ごとに適した睡眠を取るように促している点である。

例えば「22時から深夜2時は睡眠のゴールデンタイム」とよく言われるが、成長ホルモンは何時に寝たとしても、寝始めてから3~4時間の間に比較的多く分泌されるという。「22時から0時に寝ると良い」という説は昔の日本人の就寝時間に合わせたステレオタイプ。実際は何時に寝たとしても質の良い睡眠がとれていれば、成長ホルモンは分泌される。

また、眠りの「90分サイクル」についても、確かに90分前後にレム睡眠とノンレム睡眠のサイクルが来るものの、「人によっては70分サイクルだし、110分サイクルであることもある」と小林氏。

「こうすれば睡眠の質が上がる」と思い込んで形式的にやっていることが、実は逆効果だということもありえる。自分にとって適したサイクルは睡眠計測デバイスを利用すれば知ることができるので、まずは自分にとって最も適した睡眠を探ることが、ハイパフォーマーへの道の始まりになるのだ。

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