サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「クリノガウディー軽視禁物」 (1/2ページ)

アサ芸プラス

サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「クリノガウディー軽視禁物」

 関東のメインは東京の芝マイル戦で争われる東京新聞杯。GIII戦ではあるが、マイル戦は総じて層が厚く、この重賞は毎年のように見応え満点で、激しい競馬が展開される。

 前半戦の最後に行われる同じ芝のマイル戦、GI安田記念に直接は結び付かないものの、競馬自体はおもしろく、馬券的には難解な一戦だ。

 今回も、顔ぶれはなかなか。特に大きく荒れるケースはないが、それでも簡単に人気どおりに決まらないのが、この重賞の特徴である。データをひもといてみれば、それがよくわかる。

 この重賞に馬単が導入されてからこれまでの17年間、その馬単での万馬券は7回(馬連は5回)。この間、1番人気馬は3勝(2着2回)、2番人気馬は2勝(2着2回)。1、2番人気馬によるワンツー決着は2回あるものの、波乱含みの重賞と言っていいだろう。

 年齢的にはどうだろう。過去17年間で4歳馬が8勝(2着6回)でこれがトップ。続くのは6歳馬で、こちらは6勝(2着5回)。ちなみに、最も充実している5歳馬は3勝(2着4回)。7歳馬以上で勝った馬はおらず、2着が2回あるのみ。ということで、目をつけるべきは6歳以下の馬ということになろうか。

 今回の顔ぶれもハイレベルで各馬の力は接近しており、過去のデータからも、ひと波乱ありの重賞とみていいだろう。

 そうした中、穴として格好の狙い馬がいる。期待を寄せたいのは、4歳馬のクリノガウディーだ。

 ここでの評価、人気はそれほどでもないが、この馬のしぶとさ、勝負根性はかなりのもの。決して軽くみるべきではない。

 前走のGIマイルCSは7着に敗れたが、マイル戦としては内容的に悪くなかった。緩い流れの中、上手に折り合って好位で追走できていた。しかし、最後は「よーいドン!」の瞬発力勝負となったため、切れ負けしてしまった印象。それでも勝ち馬とコンマ6秒差なら、強敵相手を向こうに回して、よく頑張ったと評価していいだろう。

 前走後は短期放牧でリフレッシュ。ハナからここが目標だったので、しっかりと調整されており、3カ月ぶりの実戦とはいえ、抜かりなく仕上げられている。1週前の追い切りも軽快でリズミカル。

「サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「クリノガウディー軽視禁物」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2020年 2/13号ドーヴァークリノガウディー水戸正晴競馬エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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