刺客となった悲劇の皇后!日本神話のヒロイン・狭穂姫命と兄の禁断の関係【上】 (3/3ページ)

Japaaan

狭穂姫命にベタ惚れな垂仁天皇。Wikipediaより。

「あぁ……そなたと共に居ると、政務の疲れなど霧の如く消え失せ、時が経つのも忘れてしまう……ふわぁ……少し眠くなったのぅ……」

「なれば主上……わたくしの膝などお使いあそばせ……」

「おぉ、そなたの膝枕は夢のような心地よさ……いっそこのまま覚めないで欲しいくらいじゃ……」

「……まぁ、お上手……されば主上、しばしお休み下さいませ……」

政務を執る時の謹厳実直さはどこへやら、まるで母に甘える童のようにあどけない表情で、垂仁天皇はたちまち寝息を立てます。

さぁ、今が暗殺のチャンス。狭穂姫命は、懐から短刀を取り出すと、音もなく鞘を払ったのでした。

【次回に続く】

※1:『日本書紀』での表記。『古事記』では沙本毘売命。
※2:『日本書紀』での表記。『古事記』では沙本毘古命。

※参考文献:
福永武彦 編『現代語訳 古事記』河出文庫、2003年8月5日

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