天才テリー伊藤対談「小橋建太」(4)主治医も怒るほど大変な復帰劇とは (1/2ページ)

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天才テリー伊藤対談「小橋建太」(4)主治医も怒るほど大変な復帰劇とは

テリー そんな強靱な小橋さんに腎臓ガンが見つかった時は驚きましたよ。

小橋 あの時は「なんで俺が?」と、頭が真っ白になりました。06年に健康診断のエコー検査で腫瘍が見つかったんです。

テリー 特に予兆はなかったんですか。

小橋 ふだんはまったく風邪をひかないんですが、その年はなぜか風邪をひきやすくて、治ったと思ったらすぐぶり返す、みたいな感じだったんですよ。だから、妙な感じがしたら単なる風邪の症状でも、念のため病院に行ったほうがいいと思います。

テリー さすがの小橋さんも、ここは治療に専念するしか‥‥。

小橋 本当は試合に出るつもりで、「試合に出てもOK」と言ってくれる病院を探したんですよ。でも、セカンドオピニオンを聞いたら「もし腎臓が破裂してガン細胞が散らばったら、手遅れになる」と説得されて、手術することにしました。

テリー そんな状況で、よく1年半で復帰できましたよね。

小橋 手術前日の夜、主治医に「腎臓ガンから復帰したアスリートは今までいない。まずは生きるところから考えましょう」と諭されたんですが‥‥なんとかもう一度、1試合だけでもリングに戻りたい。そういう気持ちでしたね。

テリー まさに前人未踏のチャレンジだった。

小橋 はい。体重も20キロ以上落ちていましたから、まず筋肉を戻さなきゃいけないんですけど、筋肉のもとになるタンパク質って腎臓によくないらしいんですよ。主治医に「タンパク質を摂らずに筋肉をつけるトレーニング法はありませんか」と聞いたら、「そんなことする人、今までいないから知りません!」と怒られてしまいました(笑)。

テリー さすがだなァ。となると、復帰戦はさぞかしグッときたんじゃないですか。ファンも涙で迎えましたし。

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