情けは人の為ならずは本当だった。誰かのために行動すると身体的な痛みが和らぐことが発見される (2/4ページ)

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 今回の研究はさらに踏み込んだもので、利他的な行動と肉体的な痛みの軽減の詳細を明らかにしたものである。

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・利他的行為はすぐさま体の痛みを軽減させる

 『米国科学アカデミー紀要』(2020/01/14)に発表された論文によると、実際に利他的な行為によって、被験者が感じている痛みがすぐに和らぐことが証明された。

 一連の研究からわかったことだが、痛みの刺激に反応する脳の部位が、他者に施すという行為により、不活発になるのがその理由だという。

 研究では287人の被験者に対し、いくつかのシチュエーションで、利他的、利己的という2種類の違う行動をした場合、肉体的な痛みに対してどのように感じるかを調べた。

・地震が起こった後で自発的に献血をした人たちは、そうでない人たちよりも、注射針の痛みを感じなかった。

・出稼ぎ労働者の子供たちのためのハンドブックを改訂するのに、自発的に自分の時間を割いて手をかした人たちは、そうでない人たちよりも極寒の外気にさらされても辛いと思わなかった。

・慢性的な痛みに苦しめられているがん患者に、他人、もしくは自分の為に料理と掃除を行ってもらったところ、他人の為に行った患者は、自分の為に行った患者よりも痛みの度合いがかなり和らいだ。

・孤児を助ける募金について実験。寄付を快く行った人に「寄付がどれくらい子供たちの役立つか?」という質問をし、その後手に強い電気ショックを与え、MRIで脳をスキャンしてみたところ、電気刺激にそれほど反応しなかった。
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