情けは人の為ならずは本当だった。誰かのために行動すると身体的な痛みが和らぐことが発見される (4/4ページ)

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References:ksl. / fox10など/ written by konohazuku / edited by parumo

 私にはこんな経験がある。東日本大震災の時だ。恐怖と不安で身動きが取れなくなって6階の部屋でうずくまっていたが、隣から子供の泣き叫ぶ声がした。

 はっと我に返り、慌てて通路に出ると隣のドアが開いていて、母親が避難のために子供に靴を履かせようとしていた所だった。

 子どもは泣き続け玄関から動こうとしない。私は何も考えず、咄嗟に子供に靴を履かせ、その手を取り、一緒に非常階段を下りた。母親はもう一人の小さな子を抱きかかえながら後からついてきた。

 あんなに怖くて震えていたのに、ある種の使命感が私の恐怖心を全て吹き飛ばしたのだ。子供を救ったつもりが、逆に子供に救われていたのだ。

 先の不安を恐れ、自分のことばかり考えてクヨクヨしても状況は変わらない。ならば、どんなに些細なことでも自分ができる何かを見つけて、それに意識を向けたほうが何かの足しにはなるはずだ。
 
 日本では本当に困っている人がわかりづらい状態になっているが、幸いにもネットがある。どこかで誰かが救いの手を求めている。自分が困難に陥ったときほど、誰かを助けたいと強く思うことで、結果的に自分が救われることになるのかもしれない。まさに「情けは人の為ならず」だ。
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