脳に直接信号を送る「視覚インプラント」で6年ぶりに光を取り戻した女性(スペイン研究) (3/5ページ)

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ゴメスさんの脳信号を記録したもの
image credit:RUSS JUSKALIAN

・死亡直後の遺体の網膜で研究

カメラをビデオケーブルで脳につなぐ――口で言うのは簡単だが、実際にやるのは容易ではない。

 たとえば、専用のカメラを考案するために、人間の網膜が作り出す信号がどのようなものなのか解明する必要があった。

 そのためにフェルナンデス博士は、死んだ直後の人の遺体から網膜を摘出し(網膜は死後7時間でダメになる)、そこに電極をつなぐといった実験を試みている。

 また機械学習を利用して、網膜の電気的出力をソフトウェアが自動的に処理できるよう、単純な入力信号に一致させる研究も行われた。

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image credit:RUSS JUSKALIAN

・剣山のような電極を脳に挿入

 次のステップは脳に信号を送信する方法だ。それには「ユタ・アレイ」という剣山のような電極が採用された。

 アレイには長さ1ミリ程度の針のような電極が100本ほど並んでおり、これを脳に直接挿入する。

 各針は1~4個の神経細胞に電流を流すことができるが、ゴメスさんの実験では、1ヶ月以上かけて彼女に眼内閃光が見えるよう電極1本1本の電流が入念に調整された。
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