追悼・野村克也さん“知られざるサッチー家族愛”「待ち受け画面」秘話 (2/2ページ)

日刊大衆

「そのほか、ヤクルト時代の教え子だった高津臣吾現ヤクルト監督は、“ヤクルトを愛してくれた人。監督の思いに応えられるように素晴らしいシーズンにしたい”と号泣。古田敦也氏も“野球は頭を使えば勝てるんだ、ということを教えてくださった方”とコメントしています。野村さんが球界に残した影響の大きさは、比類ないと思います」(スポーツ紙記者)

 野村監督といえば、愛妻の沙知代夫人(2017年死去。享年85)との夫婦愛でも有名だった。

「強烈な個性で知られたサッチーですが、ノムさんにとってはよき妻。“礼状から付け届けまでぜんぶ沙知代がやってくれる。やってこられたのは彼女のおかげ”といつも語っていました」(夕刊紙記者)

 2人の間には野村克則・現楽天イーグルスコーチという愛息がいるが、ベテラン記者はかつて野村家の愛の深さを実感したことがあったという。

「4~5年前のことですが、ノムさんの取材中、沙知代さんから電話がかかってきた。ノムさんはしばらく話したあと“ちょっと代わって”とボクに携帯電話を渡したんです。取材のことで、沙知代さんが確認したかったんでしょうね。それで、ボクと沙知代さんが話し終わって電話を切り、ノムさんに返したんですが、そのときのちらっと見えた電話の待ち受け画面が、赤ん坊の克則くんと満面の笑みでお風呂に入っているノムさんで……。いくつになっても、ずっと本当に家族を愛しているんだな、と胸が詰まりました」

 時には辛辣で厳しい言葉を吐きながらも、誰からも愛されたレジェンド。野村克也監督に心から哀悼の意を表します。

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