新型コロナウィルスよりもヤバい!H5N1型インフル上陸危機

日刊大衆

画像はイメージです
画像はイメージです

 中国の工業都市・武漢で感染が確認されて以降、パンデミックのリスクが高まっている新型コロナウイルスによる肺炎。WHO(世界保健機関)は、「COVID -19」と命名した。

「感染力は強く、2002年から03年にかけて広東省、香港を中心に広まったSARSの感染者数(約8000人)を軽く超えましたね」(厚生労働省関係者)

 WHOによれば、現在の感染者数は4万4000人超、死亡者は1100人を突破している(数字はいずれも2月12日現在)。

「中国の感染病の権威で、政府のチームを率いる鐘南山氏は、“4月には収束する”と宣言しました。鐘氏はSARS鎮圧の指揮も執った実績がある専門家です」(全国紙外信部記者)

というものの、2月13日には神奈川県の80代女性がコロナウイルスに感染して死亡する事態に。「重症化するのは、糖尿病などの持病のある高齢者がほとんど。中国の医療機関で死亡した患者も、日本なら回復した可能性がある。致死率もインフルエンザ(0.1%)の数倍程度では」(都内クリニック院長)

 今回の一件は重大な教訓を残した。それは、物流が飛躍的に発達した現代では、水際でウイルスを防ぐのは不可能だということだ。そのため、感染病の専門家は、強毒性の鳥インフルエンザ「H5N1型」のパンデミックを警戒しているという。医療ジャーナリストの牧潤二氏が言う。

「武漢で流行したコロナウイルスは新型ですが、いわば風邪ウイルスの類。死亡した患者も高齢者や重度の高血圧者などが大多数です。ただ、H5N1型は免疫力が高い若年層を含め、最大で感染者の約半数が死亡すると推定されています」

 H5N1型ウイルスが最初に検出されたのは1997年の香港。当時、香港に近い湖南省でH5N1型に罹患し、大量死した鶏を食べるなどした18人が感染。うち6人が死亡した。

「以降、WHOもH5N1型ウイルスを重点的に監視し始めました。その結果、中国ほか16か国で感染確定者が861人、うち455人が死亡。致死率は約53%です」(医療ライター)

 この続きは2月17日発売の『週刊大衆』3月2・9日号で。

「新型コロナウィルスよりもヤバい!H5N1型インフル上陸危機」のページです。デイリーニュースオンラインは、インフルエンザカルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧