仮面のような顔で自分をアピールするバッタ なぜそんな配色を? (1/2ページ)
世界にはさまざまな昆虫が存在している。その種の数は、名前を付けられているものだけでなんと120万種以上。見つかっていない種も含めると300万種以上と言われている。
あまりにも多様多種で、奥深い昆虫の世界。地球の陸地はまさに昆虫が支配していると言っても過言ではないのかもしれない。
だからこそ、珍虫・奇虫も数多い。
形態がヘンテコな昆虫、色彩が美しい昆虫、やたらと大きな昆虫、とにかく群れる昆虫。これらは、この過酷な世界を生き延びるために適応した果ての姿であり、生物の神秘ともいえるのだ。
そんな珍虫奇虫を美しいグラビアとともに知ることができる『世界でいちばん変な虫 珍虫奇虫図鑑』(海野和男著、草思社刊)から選りすぐりの虫をピックアップしよう。

メイン画像にも取り上げた、カーニバルの仮面をかぶったような顔のバッタ。
カメルーンに生息する、その名も「カメンバッタ」という。
このバッタがこんなに派手なのは、実は毒を持っているからだとされている。捕食者に向けて「毒があるから危険だよ、食べないで」というメッセージを発信しているのではないか、ということだ。
著者の海野さんいわく「バッタで派手な赤や黄色のものは少なく、そうしたバッタはたいていが毒のあるバッタである」とのこと。昆虫にとって色は、生き残るための戦略の一つなのだ。
■腕にしがみつくほどのビッグサイズなナナフシ世界の昆虫はサイズもビッグだ。日本の昆虫で100mmを超えるものはごくわずか。しかし、熱帯アジアのナナフシの仲間は、脚を伸ばした大きさが500mmを超えるものもいる。