AIで脳波を調べることで、個々にあった適切なうつ病の治療が行える可能性(米研究) (2/3ページ)

カラパイア



 AI(人工知能)を使って、うつだと診断された300人以上の患者の脳波パターンを分析し、抗うつ剤セルトラリン(商品名ゾロフト、ジェイゾロフト)で治療を始めたとき、同じ患者の脳波がどう変化するかを調べた。

 その結果、ある電気活動を見ることで、患者の改善状況が予測可能なことがわかった。「その電気活動、つまり脳波パターンの数値が特に高く出た場合、その患者には、セルトラリンが効いていることになるため、この薬の治療を勧めることになります」エトキンは言う。

iStock-961805476_e
Liia Galimzianova/iStock

・個々に合ったうつ病の治療を選択できる

 さらに、セルトラリンを摂取してもあまり効果が出ない患者の場合は、経頭蓋磁気刺激(TMS)という薬を使わない治療のほうがいい結果が出る傾向がある。

 こうした結果からは、うつ病の治療を試行錯誤頼みにしなくてはならない時間が節約できると言える。

 「その患者の脳が抗うつ剤にどんな反応を示すかを見極めることで、薬での治療のほうが効果的なのかどうかを判断することができます」

 ほとんどの精神科医や心理学者は、すでに脳波データを集めるのに必要なEEG(脳波検査)装置はもっているが、そのデータを分析のためにコンピューターにアップロードする必要がある。

 「こうしたことは、どのクリニックでも迅速に簡単にできて、患者が帰るときには、もう結果がわかっているようにならなくてはいけません」とエトキン。
「AIで脳波を調べることで、個々にあった適切なうつ病の治療が行える可能性(米研究)」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る