戦う女性の息抜きに。夏帆・臼田あさ美『架空OL日記』インタビュ― (4/4ページ)

マイナビウーマン

夏帆:そうですね。

深夜ドラマで成立するものと、それを劇場に持っていったものでは、観る環境が違うので、今回映画化が決まったときに正直「大丈夫かな?」と思って(笑)。でも、この作品は映画としても成立しているんですよね。ドラマ版と空気感の変化もなく、映画化だから特別何かをしていることもないのに、ちゃんと1本の映画として成立している。

あまり身構えず、肩の力は抜いて、気楽に観にきていただけたらと。

臼田:あとは、自分の代わりに劇中のOLたちが、会社のイヤな上司たちの悪口を言ってくれていると思ってくれたら(笑)!

夏帆:スッキリすると思います(笑)。

臼田:みなさんの代わりに言ったり、めちゃくちゃなことをやったりしてくれています。そのくらい日常に溶け込む、いい意味でなんてことのない映画だなと思います。

時折コメントがハモるなど、仲のよさも垣間見えた夏帆さんと臼田さん。劇中と同じように、お二人の間に流れる空気はいい意味でゆるく、『架空OL日記』の中に溶け込んだかのように感じた。

“戦う女”にも休息が必要。仕事終わりの疲れたときにこそ、あの世界観に浸かりたくなる。クスッと笑えて、「また明日からもマイペ―スに仕事をがんばろう」と思える。なんだか、またドラマ版も見返したくなった。

映画『架空OL日記』

憂鬱な月曜日の朝。銀行員OLの“私”(バカリズム)の1週間が始まった。眠気に耐えながらもきっちりメイクして家を出る。ストレスフルな満員電車に揺られ、職場の最寄り駅で合流するのは社内で一番仲良しの同期=マキ(夏帆)。会社の更衣室で後輩のサエ(佐藤玲)と入社8年目の小峰(臼田あさ美)、10年目の酒木(山田真歩)が加わり、いつものように就業前のおしゃべりに華が咲く……。

2017年にバカリズムが原作・脚本・主演を務め話題となった連続ドラマが遂に実写映画化。2020年2月28日(金)から全国ロードショー!

(文:ameri、撮影:須田卓馬、編集:高橋千里/マイナビウ―マン編集部)

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