新型コロナウイルスで休校措置が取られているアメリカで、子供たちに給食を提供する様々な方法が実施されている (1/3ページ)

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新型コロナウイルスで休校措置が取られているアメリカで、子供たちに給食を提供する様々な方法が実施されている
新型コロナウイルスで休校措置が取られているアメリカで、子供たちに給食を提供する様々な方法が実施されている

image credit:The Tuam Herald/Facebook

 新型コロナウイルス(COVID-19)の勢いは止まらず、世界中で感染者が増加している。大人数が集まる場所での催しが次々と中止・延期に追い込まれ、世界各地の学校も休校を強いられる状況となっている。

 全ては、ウイルスの拡散を遅らせるための対策だが、学校が閉鎖するとなると学校システムに組み込まれた児童らへのセーフティネットも消滅することになる。

 つまり、これまで学校で無料もしくは割引価格の給食を提供されていた貧困家庭の子供たちが、給食にありつくことができなくなるという問題が発生するのだ。

 そこで現在、米農務省と個々の地区は、学校が閉鎖になってもその給食制度を実行し、子供たちに給食を提供できるような方法が模索され、実際に実施されている州もあるようだ。

Oakland Unified to Provide Free Meals for Kids During Coronavirus Closure

・3000万人の子供たちが昼食危機に

 欧米では、貧困家庭の子供に無料もしくは割引価格で学校のホットミール(暖かい給食)を提供するプログラムが導入されており、学校に通うことで飢えを凌ぐことができるという子供たちも存在している。

 アメリカでは、国内3000万人を超える子供たちが、毎日10万の公立および非営利の学校で、無料または低コストの給食を提供されている。

 しかし、そのセーフティネットが新型コロナウイウルスのせいで消滅する傾向にあるのだ。子供が学校での給食にありつけないとなると、それは格差社会において死活問題となる。
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