スピリチュアル全部やったけどダメ。窮地に立った会社社長の復活劇 (4/5ページ)
以前の私は、「選択」という前の「そう」という言葉を、「上向く」にかけて解釈していました。つまり、「私の人生が上向くと選択したときに、自分の人生は上向くのだ」と。
でも、何も変わらない。なぜかというと、解釈を間違えていたからです。これは「選択」を「思い出す」に変換して、その下にある「神の約束通りに生きる」という言葉を「それ」に引っ掛けたほうがしっくり来るんです。「あなたの人生が上向くのは、神の約束通りに生きることを思い出したときだ」ということです。
――西山さんの今の解釈の方が、自分で選択するという思考を手放せていて自然体ですよね。
西山:今だったらこう解釈できるんですが、当時は分からなかったんですよ。
自分にキャッチコピーをつけるという方法も、スピリチュアルの世界では「なりたい自分になりきって振舞う」、「お金持ちになりきって高級ホテルのラウンジでお茶をすると良い」というんですが、本当の意味は、仮に自分がキャッチコピー通りの人になったとしたら、今現状の中で、自分はどういう振る舞いをするだろうかと考えながら生活することが大事だということなんです。
私は「ガッツリ稼いでいるカリスマ経営者で、講演家としても活躍中」というキャッチコピーを自分でつけましたが、そういう人が手持ち金のない状態で定食屋に行ったら何を食べるのか、そういう人が得意先に営業いったらどういう振る舞いをするのか。そういうことを考え実践することがポイントなんです。
――そして大きな転機となったのが、一昨年の夏です。大学進学予定の息子さんの学資ローン申し込みの審査に落ちてしまい、人生最大のショックの中で西山さんは「オレ、稼ぐ」という自分の心の声を聞きます。
西山:そうですね。「オレ、稼ぐ」と言って、ニヤリとしました。それまでずっと自分を動かしていたのは思考、つまりエゴでした。「こういう風に見られたい」「こうしたい」「こうしなくちゃいけない」…それらは全てエゴです。
ただ、学資ローンの審査が落ちた瞬間に「あ、もう頑張ってもダメなんだ」とエゴが気づき、自分を支配する座から降りたんです。