開幕延期もカッ飛ばす!2020年プロ野球「ホームラン王」 (2/2ページ)

日刊大衆

見事、40本塁打を達成しましたが、彼の頭にあるのは、ホームランより、2000本安打の史上最年少記録ですよ」(巨人番記者)

 ただ、“遊び人”として有名な坂本には、こんな気の緩みも指摘されている。

「2月のキャンプイン早々、二度もインフルエンザにかかってチームを離脱。かつて2月1日は“野球選手の元日”といわれましたが、そんな日に、ヘトヘトに遊び疲れて、体力が残っていなかったからインフルエンザになったんです。プロ失格ですよ」(巨人関係者)

 開幕が延びるほど調整の遅れは取り戻せるが、最年少記録の達成は遠のく。坂本は気が気ではないだろう。

■巨人の“若き4番”岡本和真

 坂本に9本及ばなかったが、31本塁打を放ったのが巨人の“若き4番”岡本和真(23)だ。

「一昨年に33本を放って頭角を現しましたが、昨年は各球団のマークも厳しくなり、苦労しました。ただ、2年目も30本の大台に乗せてきた。これは“本物”である証拠でしょう」(野球解説者の関本四十四氏)

 岡本の一番のウリは、パワーにある。「右打者で右方向に流すのではなく、強い球を打てるのはスラッガーの証拠だけど、岡本にはそれができる」(セ球団スコアラー)

 右方向への強い打球が打てるのは、長嶋茂雄終身名誉監督が理想とするバッター像でもある。「昨季はアウトコースに逃げるスライダーに手を出して空振りすることが多かったが(三振はチーム最多の132個)、左足を少し開いて構えていたのを左右平行のスタンスにしたため、それが改善した」(前同)

 オープン戦でも、打率3割台、3本塁打と好調を維持している。囲み取材では、「予定通り20日に開幕したかった」と口にしたが、これは本音だろう。

「昨季はレフト、一塁、三塁とたらい回し状態だった守備位置も、今季は三塁に固定すると原辰徳監督は明言しています。これで、さらに打撃に専念できる。岡本なら40本超えも可能でしょう」(同)

 原監督も「ビッグベイビー」を改め、「若大将」と命名して期待している。

 3月23日発売の『週刊大衆』4月6日号では、セ・パ12球団の「大砲」リストを掲載している。

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