外国人観光客とのトラブルの原因 珍外国語案内を撲滅せよ (2/2ページ)
中国語圏からも、スペイン語圏からも、ポルトガル語圏からも旅行者はやってくる。英語に自信がある人でも、同じメッセージを中国語やタイ語で作ってみろといわれたら困る人は多いはずだ。いくら簡単な言い回しだからといって、何か国語ものメッセージを誤りなく準備するのは、至難の業だろう。
インターネット翻訳は日々進化しているが、なじみのない言語だと、その翻訳が正しいかどうかを確かめる方法がない。前述の「Don’t open goods in front of the cashier」というまちがった英語メッセージも、もしかしたらネット翻訳をそのまま記載してしまった結果かもしれない。
『ようこそニッポン! 6か国語で貼って伝わる文例200【6か国語(7言語)を収録】』(ユーキャン刊)は、まちがった外国語メッセージを発信してしまうリスクをなくし、外国人旅行者とのトラブルを減らすことができる。
飲食店や温泉地などの観光施設やマンション管理などで必要になるフレーズを6か国7言語で同時並行に紹介しており、外国人へのメッセージとして想定しうる言い回しを広くカバーしている。

たとえば「海外発行のカードは使えない場合があります」や「不良品以外交換できません」など、英語ならなんとか文面を作ることができても、中国語や韓国語、ベトナム語となるとお手上げになってしまうフレーズにも対応している。文字としてタイピングして印刷するのが難しければ、ページをそのままコピーして使うことができるのもポイントだ。
店側や施設側はついつい手軽なネット翻訳に頼りがちだが、それだけで事足りるわけではない。出てきた翻訳が正しいものかを確かめる術がないのなら、ネット翻訳はかえってトラブルの元になってしまうことも考えられる。
自分の店や職場のメッセージを外国人に正確に伝えることは、トラブル回避の初めの一歩。外国人と少しでもかかわりのある職場やお店で働いているのなら、本書は役立つことが多いはずだ。
(新刊JP編集部)