第150回記念☆ 「さすらいの旅人」氏が自信を持っておすすめする至高の名店!
出典:食べログ
ただひたすらに美味しさとの出会いを探求し続ける「さすらいの旅人」氏が、遂に今回で150回目の記事掲載となりました!
そんな記念すべき節目には、同氏が満を持しておすすめする料亭を1店舗のみ厳選してご紹介☆
多くの食通が、最後に辿り着くであろう、究極の絶品料理をじっくりとご堪能ください♪
①料亭 やまさ旅館
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大分市内中心部、および大分空港より車で約1時間、JR日豊本線の宇佐駅・柳ヶ浦駅から約30分の、四方を山に囲まれた自然豊かな安心院にある「料亭 やまさ旅館」は、創業1920年の老舗料亭。
この辺りの地名は「安心院」と書いて「あじむ」と読み、ここは小説家の司馬遼太郎が「盆地の景色としては日本一」と絶賛した、風光明媚な盆地。
やまさ旅館の創業者である山上作太郎は、大分県出身で大正時代に活躍した政治家で、食通だった「木下健次郎」と親交が厚く、同氏に促されるように料理屋を開いたのが「料亭やまさ」の始まりです。
こちらのメニューは…
・安心院すっぽん鍋コース:5000円
・深見川コース:7000円
・津房川コース:9500円
・竜王コース:11000円
・美味求真コース:13000円
上記が基本となっており、単品での追加も可能。
滅多に来られる場所ではないということもあり、フルコースの「美味求真コース」を注文。
庭園が見える個室のテーブル席にて、豪華絢爛の品々が登場したので、以下にてじっくりと紹介しましょう☆
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・生血
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すっぽんコースの定番であり、不動のトップバッター「生血」は、日本酒割り・オレンジジュース割りが選べます。
オレンジジュースは、生血とオレンジジュースをほぼ半分で割っていて、臭みや鉄分など殆ど無く、爽やかな香りが鼻に抜けていきます。
・肝の酢和え
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スッポンの肝の酢和えなんて、普段はなかなか食べられるものではありません。
鶏と鰻の肝の中間的な感じで、驚くほどクセがなく、サッパリしていとても美味しい一品。
・エンペラの湯引き
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エンペラとは、女子が喜ぶコラーゲンたっぷりな、スッポンの甲羅の縁の部分で、コリコリ食感が特徴的!
フグ皮にも似た食感なので、食べているだけで楽しくなります☆
・すっぽん胎卵の塩漬け
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こちらも、他のお店でなかなか食べられない珍味で、産卵前のお腹にある状態の、とても貴重な卵=胎卵を使用しています。
黄金に輝く卵は小粒で、プチプチ食感はイクラに似ていますが、当然ながら磯の香りは感じないため、鶏の卵黄に近く、より濃厚に感じることができます。
100グラム約3000円で販売されており、キャビアに勝るとも劣らない高級品で、貴重さではこちらの方が上ではないでしょうか。
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・スープ
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歴代の店主のみに受け継がれた、門外不出の調理法で、スッポンの甲羅と肉をゆっくりと煮込むことによって旨味を引き出した渾身のスープ。
香味野菜と塩で上品に味付けされた、コラーゲンたっぷりのスープはコクがあり、いかにも身体に良さそう♪
・刺身
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鮮やかなルックスの、2種類の刺身の部位を聞いてみると、薄い色が首の肉で、濃い色が胸肉とのこと。
鶏の刺身よりクセ無く上品な味わいで、旨味は鶏より強め。
2種類の食感が楽しめ、首=ネックは滑らかでサッパリしており、胸肉のほうが食感も旨味も強く感じます。
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・茶碗蒸し
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スッポンのダシで作った茶碗蒸しは、大きなエンペラが入っており、百合根がいい仕事をしています。
ダシが素晴らしいので、極上の茶碗蒸しであること間違いなし!
・肝焼き
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先付け的に食べた「肝の酢和え」とは、全く違うポテンシャルを見せつけてくれたのが「肝焼き」で、焼くことにより、香ばしくなると共に触覚は滑らかになり、水分が飛ぶため、より濃厚になっていて、鶏と鰻の肝の良いところを合体させたような味わい。
天然塩が、肝の旨味と甘味をより引き立ています。
お好みでレモンを搾るとサッパリと食べることもできますが、必ず最初はそのままで食べてみましょう☆
・から揚げ
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下味の付けた肉に、片栗粉をまぶして、サッと揚げたから揚げ。
鶏肉より味わい深く、とてもジューシーで、おそらく「唐揚げ界で最強」の逸品と言っても過言ではありまえん。
・水炊き
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ここらで火を入れていた「水炊き」が、食べ頃になったので箸を伸ばしてみます。
スッポン鍋=水炊きは、最初はお肉だけを入れ、それをいくつか食べたら、今度は野菜を入れるのが一般的。
水炊きなので、最初に食べるお肉は、素材本来の味が分かり、スッポンの真髄を楽しむことができます。
スッポン鍋に合うように作られたかのような、自家製ポン酢と自家製柚子胡椒は秀逸で、主役を邪魔することなく、旨味をより一層引き立ててくれます。
鶏肉に近いアッサリとした肉と、高級な魚のような上品な脂の両方を持ち合わせた、滋味深い味わい☆
野菜を加えると、スッポンの最高のダシと相まり、新鮮野菜を、極上な野菜に仕上げてくれます。
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・炭火焼き
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時系列で言えば、スッポン鍋の途中で炭火焼きが出てくるため、焼いたスッポンと、炊いたスッポンが同時進行で楽しめます。
焼くことでより身が引き締まり、旨味がギュと凝縮され、水炊きの肉と同様に、骨の周りの肉が美味し過ぎる絶品料理!
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・雑炊 香の物
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スッポン鍋=水炊きの、肉と野菜の旨味が、お米の1粒1粒に徐々に入り込んだタイミングで火を止め、玉子を投入して、余熱で蒸らしたら完成。
既に美味しさを確認済の鍋の旨味が、さらに凝縮された雑炊など、旨くないはずがありません。
・デザート
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シャーベットでお口直しをしたら、美味求真コースは惜しまれながら終宴を迎えます。
現在、三代目と四代目が、大正時代から続く老舗の暖簾を守っているこの料亭では、どんな食通でも唸る、究極のメニューを堪能することができますよ☆
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◆料亭 やまさ旅館
・場所:大分県宇佐市安心院町下毛1785
・電話番号:0978-44-0002
・営業時間:ランチ/11:00~15:00
ディナー/17:00~21:00
※定休日:不定休
☆このお店のより詳しいレビューを見たい方はコチラから☆
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