東村山駅前に立つ「志村けんの木」の歴史 誕生のきっかけは?市に聞いた (1/2ページ)
みなさんは西武鉄道・東村山駅(東京都東村山市)の東口ロータリーにある「志村けんの木」をご存知だろうか。2020年3月29日に70歳で死去した、タレントの志村けんさんの功績を称えて植えられた木だ。
志村けんさん(2016年撮影)
志村さん亡き今、木のそばには献花台が設置され多くの人が花を手向けている。東村山市の渡部尚市長も30日、自身のツイッターで、
「東村山15万市民の皆さんと共にご回復を祈っていましたが、願いが叶わず残念でなりません。心より哀悼の誠を捧げ、ご冥福をお祈りいたします」
「聖火リレーのランナーをお願いしていただけに残念でなりません。心よりご冥福をお祈りいたします」
と投稿。志村さんの死を悼んだ。
しかし、「志村けんの木」はどういう経緯で生まれたのか。Jタウンネットは東村山市の秘書広報課に取材した。
なぜ3本のケヤキなの?志村さんといえば、出身の東村山市の民謡「東村山音頭」をアレンジ、1976年に「8時だョ!全員集合」で披露したことで知られる。東村山市の知名度アップに貢献したとして、志村さんには市から感謝状が贈られた。
そこで市によって植えられたのが、この「志村けんの木」だ。東村山市の秘書広報課によれば、その様子は77年にフジテレビのお正月番組で中継されたそうだ。
志村けんの木(画像はFlickrより、naruhodonさん撮影)
「志村けんの木」は3本のケヤキの木。市の緑化組合が寄贈したという。
秘書広報課は木の種類と数について、
「なぜ3本のケヤキなのかはわかりませんが、ケヤキの木は『市の木』にもなっていますので、その関係もあるかもしれません」
と説明。