なんと毒見は3回も!?一生ずっと”冷や飯”を食わされ続けた江戸幕府の将軍たち【上】 (2/3ページ)

Japaaan

という訳で、今回はその流れ(料理が出来てから、将軍の口に入るまで)を紹介したいと思います。

【0:00~0:40 料理完成~第1回目の毒見まで】

まず、将軍の食べる料理は50人以上の台所役人によって10人前が作られます。10人前も作るのは「どの膳を将軍が食べるのか」直前まで分からなくすることで、後から毒を盛られるリスクを分散しているのです。

(10人前すべての膳に毒を盛ろうとすれば、当然発覚するリスクが高まる)

さて、そうして出来上がった料理の中から1人前をランダムに選び出し(所要時間:約10分)、2人の毒見役人で分け合って食べます(間違いなく、この時点が一番美味しい状態です)。

そしてしばらく(およそ四半刻≒約30分)待って、毒見役人の様子に異常が見られなければ、ひとまずこの時点で「毒を盛られた」可能性はないものとして次の段階に進みます。

【0:40~1:30 炭火で温め直し~第2回目の毒見まで】

さて、第1回目の毒見をクリアした9人前の料理は、江戸城内の長い長い廊下をしずしずと、10分ほども運ばれるそうです。

この時点で料理が出来上がってから50分も経過しており、当然すっかり冷めてしまったので、必要な(本来は温かくあるべき)料理は炭火で炙って温め直します(所要時間:約10分)。

が、いかんせん炭火なので中までしっかり温められず、表面が乾くばかりで、水分と香りが飛んでパッサパサに。

そんな残念な状態になってしまった料理を、女性の役人が1人で1膳を食し、第2回目の毒見を実施。

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