「コロナ差別やめて」島谷ひとみの悲痛な叫びに怒る“地方の言い分”

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「コロナ差別やめて」島谷ひとみの悲痛な叫びに怒る“地方の言い分”

 歌手の島谷ひとみが4月7日、自身のインスタグラムアカウントを更新し、新型コロナウイルスの感染拡大によって広がる“コロナ差別”について言及した。

 世界と同じくコロナパニックにあえぐ日本では、連日にわたって各都道府県で新型コロナの感染者数が発表されているが、1300万人を超える人口の関係上、東京都での感染者数が他の地域に比べて圧倒的に多いのが現状であり、島谷によれば、そうした中で非情な“コロナ差別”が生まれはじめているという。

 愛犬の写真をアップした島谷は「東京の人=コロナという考えはやめましょう」と書き出し、「気持ちはわかります。みんな同じ。ただ、軽く簡単に口に出すのはやめましょう。傷つきます」との心情を漏らすと、「何人の人に言われたことか。冗談だとしても応えます。そんなつもりじゃないは通用しないんだから」と実際に東京に居ることで島谷自身も偏見を受けたと明かしている。

 その上で、「みんな明日は我が身です。どこにいても、すぐそこにコロナウィルスがいると思って行動するよう心がけましょう。ウチは平気!はやめましょう。けど、みんな不安なんだよね。怖いんだよね。その気持ちも分かるな。」とコロナ禍を他人事と思わないようにと注意喚起した。

「悲痛な想いを綴った島谷の投稿でしたが、インスタグラムのコメント欄には地方在住と思しきユーザーからのリプライが多く集まり、危機意識の低い一部の都民が地方へ移動したことによって感染が広がっている現状があるとの怒りの主張が続々と寄せられています。もちろん島谷が何度も受けたというコロナ差別を容認する声はありませんが、少なくとも緊急事態が宣言された東京都は他の地域以上に新型コロナへの危機意識を持たなければならない立場であることは事実です。『他人事のように他県に移動している人間が多数います』『ウチの地元は東京から来た人のせいでコロナの感染者が出ました。傷付くとか甘いこと言ってるけど、こっちはウイルス持ち込まれて感染して死ぬことの方が恐怖』などのコメントが並び、大きな影響力を持つ島谷に対しては、“コロナ差別はやめよう!”という発信ではなく、“都会から地方へ移動するのはやめよう!”との発信をしてほしかったという指摘もあります。ネットでも『東京の人は(=コロナだと)そう思って遠出や外出を控えましょう。それくらいで丁度良いと思います』『その自覚のなさが感染拡大を生むのです』といった反応が多く見受けられました」(週刊誌記者)

 国内の地域間で対立のムードが高まってしまうのは健全ではないが、最も多くの感染者数を出している東京都から地方へ“コロナ疎開”をしてしまうケースが後を絶たないのも無視できない社会問題である。

 差別を受けた島谷にとっては酷なリプライではあったが、危機意識の低い一部の振る舞いによって感染拡大が続くのだとすれば、仮に大袈裟であったにせよ、都民自身がそうした見方を受け入れる必要があるのかもしれない。

(木村慎吾)

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