レアな番付「横綱大関」とは?大相撲2020年春場所の番付表を解説します! (3/4ページ)
これは、本来は東西に最低1人は必ずいなければならないはずの大関がこの場所は貴景勝1人となってしまったため、横綱である鶴竜が大関の役割も兼任することを意味しています。
横綱が正式に力士の最高位とされるまで最も高い力士の地位だった「大関」は、それだけ重要な地位なのです。
「司」みたいな字が並んでいるのは、なぜさて、2段目の十両力士の四股名の後には、幕下力士の四股名が続きます。
ここで番付表には、大きな変化が見られます。
それまで「前頭」と書かれていた場所に、急に「司」のような文字が並び始めます。
さらに1段下の三段目の番付以下になると、「司」がさらに簡略化されたような字となっています。
実はこれは「司」ではなく「同」で、「前頭に同じ」という意味です。