実は心眼の使い手だった!?新選組の独眼竜「平山五郎」の生涯【二】 (3/5ページ)

Japaaan

片目のくせに、威勢だけは良さそうだなァ……おい健司、ちょっと挨拶してやれよ」

「やンのか?コラ」血気盛んな芹沢の手下たち(イメージ)。

中堅格の平間重助(ひらま じゅうすけ)はそう言って、若手の野口健司(のぐち けんじ)に立ち合いを促します。

「押忍!」

健司は木刀を二振り取って片方を五郎に寄越すと、すかさず八双に構えました。彼は五郎と同じ神道無念流で、目録(免許皆伝より格下)を得ています。

対する五郎は、健司の構えを見るなり、受け取った木刀をガランと足下に転がしました。

「この野郎、俺を若輩と侮るか!」

「……待て!」

今にも斬りかからんとする健司を制した声の主は、三番組の小頭を務める新見錦(にいみ にしき)。芹沢とは同郷で仲が良く、彼のブレーンとしてよくつるんでいました。

「その片目、出来るぞ……重助、お前が相手しろ」

「え、大丈夫だろ?おい健司、さっさとやれ!」

「押忍……きぇーっ!」

片目を相手に怯んだとあっては武士の名折れ……気を取り直して健司が斬りかかると、五郎は足元に転がしておいた木刀の端を跳ね上げると、右手で健司の木刀を払い、左手でその頬面を殴り倒しました。

「健司!」

「……喧嘩の場数が違ぇんだよ。バァーカ」

道場での稽古ならいざ知らず、得物を手の延長として(≒片手で)扱えなければ、実戦では役に立ちません。

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