実は心眼の使い手だった!?新選組の独眼竜「平山五郎」の生涯【二】 (4/5ページ)
「そういう訳で、改めて夜露死苦な。片目でも、ちったぁ役に立つと思うぜ?」
木刀を放り出した五郎は、呵々大笑しながら夜の街へ消えて行きました。
芹沢の尊攘思想に心酔、その片腕にさて、健司をブッ飛ばされてしまった水戸の連中は、腹の虫が収まりません。
「あの姫路の片目野郎、斬っちまおうぜ!」
「おう、六番組は水戸の志士だけでいい、よそ者は叩き出せ!」
……そんな具合で血気盛んな若い者たちが口角泡を飛ばしていると、芹沢鴨が帰って来ました。
「「「芹沢先生!」」」
「例の片目だろ?新見から聞いた……気持ちは解るが、あいつは利用できそうだ……お前ら、俺が許可するまで手を出すな」
「「「しかs『解ったな?』……はい」」」
「安心しろ、俺にも考えがある。お前らの怒りを無駄にはしねぇよ……さぁ、明日は京都へ出立だ。尽忠報国の志を遂げるため、今夜は英気を養おうぜ」
「「「はい!」」」
「ここは俺が奢ろう、誰かいい店を知らないか?」
「はい先生、俺が席をとって来ます!」
「あと、あの片目も呼べ……ヤツとじっくり話がしたい」
「分かりました、探して来ます」
所詮はただの乱暴者だろうが、どれほど利用できるか見定めてやろう。