二階堂ふみ『エール』“たった3分”の圧倒的演技で視聴率急上昇 (3/3ページ)
■どうしてもやりたかった『エール』ヒロイン
次の理由は、二階堂がこの音役をオーディションで獲得したものだということ。新人を含め2802人もの応募の中から選ばれたという。オーディションのために自費で発声練習やボイスレッスンも受けてたというから、この音役への思いは強いのだろう。
朝ドラでは18年上半期の『半分、青い。』の永野芽郁(20)がオーディションで選ばれて以降、ヒロインのオーディションは行われていなかった。次回作の『おちょやん』も杉咲花(22)がオーディションなしでヒロインに抜擢されたように、近年はヒロインを指名することが多い。オーディションが恒例だった古くからの朝ドラ好きはさびしい思いをしていたが、4作ぶりにオーディションで選ばれた二階堂ふみが結果を残せば、この風潮も変わるかもしれない。ぜひ、オールド朝ドラファンのためにも、頑張ってほしい。
音には古関裕而の妻、金子というモデルがいるが、マンガの登場キャラほどの制約はなさそうだ。オーディションに出てまで演じたかった役を女優、二階堂ふみがどのように料理してみせるか、しかと見届けたい。(朝ドラ批評家・半澤則吉)