「受刑者にも10万円支給」安倍総理は知らない塀の中の“歓喜”と“購買衝動” (2/2ページ)
「刑務所内で購入できる物品には各種の制約が設けられています。衣類に関しては、アンダーウェアならどこそこのメーカーといった具合に、刑務所が指定した物品しか購入できません。しかし本となると話は別。図書係の人間に出版社名などを記した注文書を渡せば、早くて1カ月後には手元に届くことになります。もちろん、アイドルや女優の写真集を購入することもできます」
しかし最大の懸念事項は、刑務所にいる受刑者が、今回の「特別定額給付金」を受け取ることができるのかどうか。
「受刑者には選挙権も公民権もありません。また納税の義務もないので支給対象外になるのではないでしょうか」(前出・影野氏)
だが、現役受刑者Aさんは、「10万円」への過剰とも言える期待の高まりから、
《囚人には10万円支給されませんよ、となったら…ヤバい状態になると思います。累犯刑務所だと暴動が起きるのでは? とも思います》と刑務所内の治安悪化を案じているようだった。
「リーマンショック後の2009年には緊急経済対策の一環として1万2000円の定額給付金を国民に配布しました。この際には2月1日を基準日として、同日に生まれた新生児も支給対象となりました。住民基本台帳に記載されていない不法滞在の外国人は当然、支給されませんでしたが、2月1日より以前に刑務所から出所した“元受刑者”はもちろん、塀の中にいる現役の受刑者にも受給資格が認められたケースがあったようです」(前出・社会部記者)
安倍政権は刑務所の中にも10万円をバラまくおつもりなのだろうか。受刑者の受給資格について、総務省のコールセンターに問い合わせようとしたが、何度かけてもつながらなかった。
(編集部)