『M 愛すべき人がいて』テレ朝本気の“大映ドラマ路線”成功のギョーカイ事情 (2/3ページ)

日刊大衆

そこに高嶋政伸(53)、高橋克典(55)という「芝居がかった芝居」が最高にうまいベテラン勢が脇を固め、トドメに家族の温かさを具現化したかのような市毛良枝(69)を投入。

 ヒロインを置いてけぼりにし、キャスト一丸となっていちいち大げさにドラマを盛り上げる、この“大映ドラマ感”をもう一度拝めるとは。つくづく感心するのが、テレビ朝日のオマージュのうまさだ。過去のヒットドラマのパターンを踏襲し、「ベタなお約束」に仕立てて視聴者のツボを刺激する。特に今期は『警視庁・捜査一課長2020』『家政夫のミタゾノ』と同じ路線が並んでいて、中高年のドラマファンにはたまらないラインナップになっている。

 マサとあゆの昼メロ臭もたまらないが、それもそのはず、プロデューサーが服部宣之氏。東海テレビで15年にわたり、ガッツリ昼メロに関わってきた方である。脚本の鈴木おさむ氏も、同じテレビ朝日系の金曜ナイトドラマで、ヒステリックな『奪い愛、冬』を経験済。

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