「岡江さんを助けられなかった」医師の慟哭と“コロナ感染病院”の阿鼻叫喚 (2/2ページ)
その激痛、苦痛に耐えられず、そして体力を消耗し、患者はしだいに呼吸をやめてしまうのです」(前出・医師)
この激烈さこそが、新型肺炎が世界中を恐怖のドン底に陥れているゆえんだ。
東京都台東区にある永寿総合病院で起きた爆発的な院内感染は、テレビニュースやワイドショー、新聞などで連日、大きく報じられた。院内感染患者は200人を超え、4月23日現在で30人の入院患者が新型肺炎で死亡している。この院内感染はその後、さまざまな病院に波及し、東東京エリアでは救命救急が麻痺寸前に陥っている。
永寿総合病院は浅草と上野の間に位置する下町の地域拠点病院。厚生労働省のクラスター(感染集団)研究班は「今回の院内感染は、屋形船の感染者とフランスからの帰国者までたどれる」と発表した。つまり、東京の医療システムが破綻寸前にまで陥った感染拡大の元をたどると、中国人観光客を乗せたタクシー運転手たちが屋形船で開いた新年会と、フランスからの帰国者のウイルスのどちらかが病院職員や入院患者、外来患者に蔓延、拡散していったと結論づけられたのだ。