“寝技世界一”が語った格闘技ジムにとっての最大の危機 (3/4ページ)
こんな時期にも関わらず、3月、4月に入会してくださる方もいてありがたいんですけど、もちろん退会者も出ています。務めている会社から『ジムには行かないように』と言われた人もいますし、あとはコロナ騒動によってお金がなくなってしまった人もいる。契約社員とかアルバイト、あとはフリーランスの人たちで、仕事がない、お金が入らないという人は、ジムの会費を払うどころじゃなくなってしまうんですよね。これはどうしようもないことですから。
練馬ジムは去年オープンですから、やはり初期費用もかなりかかっていて、これから回収しなきゃいけないわけですよ。本来なら、この春一気に会員が増えて、安心したいところですけど、それがないわけですから。国や東京都も自粛要請とかしますけど、ちゃんと補償もしてくださいよ、と思うのが本音ですよ。
でも、まだ今年でよかったという考え方もあるんですよ。ジムっていうのはある程度人数が入らないと、ずっと赤字なわけだから。会員数が100人を超えてからで、まだよかった。これが50人にも満たない時に入会者がストップして、減っていったりしたら、もうやっていけなかったんじゃないかとも思いますからね」
■1年間は無収益も覚悟している
自主興行「LIVE!」も開催。3では見事な一本勝ちを収めた
現在、新型コロナウイルスの感染拡大は、収束の糸口がまだ掴めていない状態。ジムにとっても苦しい時期が続くことが予想されるが、菊田はすでに長期戦を覚悟しているという。
「今、世界中で危機的状況にあることを考えると、戦争に近いくらいの非常事態だと思うんですよね。だからウチに関しては、向こう1年間は収支を考えてないです。それぐらいの意気込み。『いつ終わるんですかね~』なんて、呑気なことを考えてないです。