篠原冴美「苺柄のパジャマのまま渋谷の街で」麻美ゆまのあなたに会いたい! (2/3ページ)
何より、当時の私は『恵比寿マスカッツ』に入ったばかりだったから、そうやって声をかけてもらえたことがうれしかったんです」
ゆま「そういってもらえると、私もうれしいなぁ」
篠原「他にも、たくさんありますよ。ゆまさんの部屋でパーティがあったときです。私のマンションからはバスで行けるぐらい近い距離だったので、夕方、苺柄のパジャマのまま出かけたんですね」
ゆま「あったね(笑)。それは覚えてる。ちなみに読者の皆さんも気づいていると思うけど、さみぃは近所なら苺柄のパジャマのまま外出してしまうような、天然キャラでもあります(笑)」
篠原「1000円ぐらいの安いパジャマでした。近いから、まあいいかと思って、バスに揺られていたら、寝過ごしてしまって……気づくと、渋谷だったんです」
ゆま「渋谷の街で、苺柄のパジャマはヤバすぎでしょ(笑)」
篠原「はい……それでもう焦って。かといって、当時の私は『恵比寿マスカッツ』に在籍しながらも、5つぐらいバイトを掛け持ちしていた超貧乏。タクシーに乗るお金もなかったんです。それで、ゆまさんに“渋谷まで来ちゃった!”と電話したら、すぐに察してくれて、“タクシー代は出してあげるから、すぐに、おいで”って。今思い出しても、うれしくて泣きそうになります」
ゆま「アハハ。全部、お金の話じゃん!」
■吉沢明歩と一緒に実家に
篠原「いや、お金だけじゃなくて。気遣いがうれしいんです。大江戸温泉に行ったときも……皆さんが“マッサージを受けよう”となったけど、私はお金がなくて。“疲れていないから私は大丈夫です”と言ったら、そのときも、ゆまさんが察してくれて、私の分まで」
ゆま「それも、お金を出してもらった話でしょ(笑)」
篠原「本当に助かりました」
ゆま「いいよ、いいよ。だって、あの頃のさみぃは危なっかしくて。今でも覚えているのは、一人暮らしを始めたからといって、いろんな人に部屋の合鍵を渡しているんだもん」
篠原「はい。バイト先の店長さんとかにも渡していました。