モンゴルに自由と統一を!日本人と共に民族独立を目指した悲劇の英雄・バボージャブの戦い【完】 (2/6ページ)
大モンゴル国皇帝ボグド=ハーン(左)。露中の圧力に屈し、誰よりも忠義に篤かったバボージャブを見限った。
これを不服としたバボージャブは、なおも抵抗の意思を示したところ、ロシア・中華民国に逆らえない傀儡ボグド=ハーンから追討命令を下されてしまいます。
追い詰められるバボージャブが日本に支援を求めたところ、陸軍通訳官の川島浪速(かわしま なにわ)がこれを快諾。武器弾薬や軍資金、兵員を調達して派遣してくれました。
最大3,000にまで復活した軍勢を「勤王師扶国軍(きんのうすいふこくぐん)」を称し、その総帥となったバボージャブは「大モンゴル国が真の独立を勝ち取り、南モンゴルの解放を実現」する決意を新たにするのですが……。
袁世凱の死により、大陸は混沌の乱世へさて、勢力を確保したバボージャブは「民族独立には、満洲・モンゴルの連携が不可欠」と考え、南モンゴル東部から満洲地方の西部にかけて地盤を築くべく、中華民国・ロシアに敵対する馬賊勢力にアプローチします。
「皆で手を携えて、満洲・モンゴルの民族独立を実現しようではないか!」
しかし、満洲馬賊たちは縄張り争いに忙しく、民族の独立・国家建設よりも目先の利権に汲々としてまとまりません。