あおり運転が原因、高速道路上で殴り合いの大ゲンカ 後続の大型トラックにひかれ2人共死亡 (2/3ページ)

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 各社報道によると、静岡県静岡市在住の男性(当時45)一家は、車で家族旅行に出掛け、その帰り道であったという。神奈川県内の東名高速を走行中、途中休憩で寄ったパーキングエリアで、男性が男(当時25)に駐車方法を注意したのが事の発端だ。
 注意された男は逆上し、男性の車を追い掛けてきたという。男は、あおり運転を繰り返し、男性の車の前に割り込んで急ブレーキを掛けるなどして、追い越し車線にもかかわらず、無理やり停車させたという。

 男は車から降りて男性の車に駆け寄り、男性を車内から引きずり出そうとしたそうだ。騒動の最中、後続車の大型トラックが男性の車に追突。この事故により、男性および男性の妻が死亡。男も重傷を負ったそうだ。事故発生から4か月後、男は過失運転致死傷などの罪で逮捕されたという。2018年12月横浜地裁で開かれた裁判員裁判では、危険運転致死傷罪が認められ、男に懲役18年の有罪判決が言い渡された。しかし、男は判決を不服として控訴。2019年12月に東京高裁で開かれた控訴審では、一審の判決を破棄。裁判のやり直しが命じられた。現在も係属中の事故である。

 高速道路での運転は、長時間になりがちでストレスが溜まりやすいものだ。周りの運転行為や些細なことにイライラを募らせて怒りが爆発する前に、ひと呼吸置いて冷静になれていれば、こうした悲惨な事故は防げたかもしれない。
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