『鬼滅の刃』完結で上がる実写化候補は冨岡=佐藤健、禰豆子は?

日刊大衆

佐藤健は富岡義勇に…
佐藤健は富岡義勇に…

 漫画『鬼滅の刃』が、5月18日発売の週刊少年ジャンプ(集英社)で、4年3か月にわたった連載の堂々の最終回を迎えた。

 『鬼滅』は、漫画家・吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)氏による大正時代の日本が舞台の和風剣劇冒険譚。“鬼”に理不尽に家族を殺されたうえ、妹も“鬼”になってしまった少年・炭治郎が仲間の鬼殺隊とともに鬼に立ち向かうという王道の少年漫画。

 2019年3月時点で累計発行部数は450万部の人気作だったが、2019年4月~9月のアニメ化で人気が爆発。単行本の累計発行部数は5月13日発売の20巻までで電子版を含め6000万部を突破している。本編終了後も、平野稜二によるスピンオフ短編『煉獄外伝』の連載が告知されたり、10月16日には『劇場版『鬼滅の刃』無限列車編』の公開を控えていたりと、いまだに鬼滅ブームは収まる気配を見せない。

「今年1月には小林亮太(21)主演で舞台化もしていますが、アニメの次は、本格的な実写映画化を望むファンも多いですね。ネットでは“実写キャスト予想してみた!”という“仮想キャスティング”に興じるファンも多く見受けられます」(Webライター)

 では、作中の理想のキャラクターを誰が演じるべきなのか?

■主人公・炭治郎は?

 主人公・竈門炭治郎(かまどたんじろう)は、15歳の心優しく生真面目な少年。彼を演じるのは“濱田龍臣(19)がいいのでは“、という声がある。

「ふだんの優しそうな炭治郎の顔が、濱田の屈託のない笑顔に非常にマッチしていますよね。また、『ウルトラマンジード』(テレビ東京)で見せた、“責任感の強いヒーロー”、“激情に駆られながらも、優しさを失わない姿”などが、炭治郎の演技にも生かせるかもしれません。童顔気味かつ男らしい絶妙なルックスも、役に合っていていい。佐藤健(31)と悩みましたが、佐藤は年齢と切れ目のルックスから考えて、冨岡がいいと思います」(映画専門誌記者=以下同)

■佐藤健には、冨岡こそが相応しい!

 佐藤には、炭治郎の上司で最上級剣士の一人、“水柱”の冨岡義勇(とみおか・ぎゆう)がベストマッチとする声がある。佐藤は、大正時代の『鬼滅』に対して、明治時代が舞台の少年ジャンプ漫画『るろうに剣心』で、主人公・剣心を演じた経験もある。刀を使ったアクションと、剣心の再現率は、原作ファンから大好評だった。

「切れ長の瞳と、冷静沈着でクールな姿は、ルックス的にも内面的にも佐藤で決まりでしょう。水のように変幻自在な歩法で戦う“水の呼吸”も、『るろうに剣心』でのワイヤーなしの超絶アクションを見ていると、完ぺきにこなせる気がしてなりません。序盤、鬼化した妹を守ろうと命乞いをする炭治郎に“生殺与奪の権を他人に握らせるな!!”から続く演説の様な長台詞(アニメでは1分45秒)も、佐藤なら間違いなくやってくれる安心感がありますよね」

■元人間のヒロイン禰豆子を演じるのは?

 心優しい炭治郎の妹・禰豆子(ねずこ)。家族で唯一生き残ったものの、“鬼”になってしまった悲劇の存在。特に初期は凶暴で、唸り声しか発せず、猛獣の様な荒々しい姿を見せていた。彼女は、ぜひとも橋本環奈(21)に演じてほしい。

「狂暴化してはいますが、単純な外見は本当にかわいらしいんですよ。それに、中盤からは赤ん坊レベルですが人間性を取り戻し、表情豊かになる。また、橋本は同じく漫画原作映画の『銀魂』でアクションシーン多めのヒロインを演じた経験もあり、“鬼”としての迫力満点の大立ち回りも、バッチリこなせると思います」

■普段ヘタレな善逸が似合うのはやっぱり?

 炭治郎の同期、我妻善逸(あがつま・ぜんいつ)を演じるのは、King&Prince平野紫耀(23)がフィットする。

「善逸は非常に心優しいキャラである一方、“死ぬ”が口癖のヘタレで臆病、女にも弱い青年で、敵前逃亡も珍しくないという平時は本当にダメな奴。しかし、いざというときは泣きながら子供をかばったり、躊躇なく自分を犠牲にできる、カッコよさがある。戦闘力も実はとんでもなく高く、一番最初に覚醒したときの『霹靂一閃(へきれきいっせん)』は、アニメ史に残る名場面。“肝心な時に”しか“役に立たない”と評するファンもいるほど(笑)。

花のち晴れ』(TBS系)や映画『ういらぶ。』、もっと言えば、平時のバラエティ番組を見ていても、平野は“一見頼りなさげだけど、いざという時は必死に男を見せる”キャラがバツグンに合っていると思います」

■すでに胡蝶しのぶは実写化していた⁉

“蟲柱”の女傑で、毒術や医学薬学に長けた美女、胡蝶しのぶ(こちょうしのぶ)。彼女を演じるのは、今年では『恋は続くよどこまでも』(TBS系)などで活躍した元子役・吉川愛(20)だろう。

「まだ20歳ですが、彼女は3歳から芸能界入りしていて多くのドラマに出ています。演技力は申し分なし。しかし、何よりも重要なのは、彼女は『鬼滅』の大ファンで、今年2月25日のインスタグラムで、“実写版・胡蝶しのぶ”を完璧に再現しているんですよ。“すごく似合っている!”とファンからも大好評でした。しのぶは大人っぽいキャラですが実はまだ18歳。年も近いし、このまま吉川に“続投”してほしいですね」

吉川愛の公式インスタグラムより 吉川愛の公式インスタグラムより

■スピンオフも決まった煉獄は?

 スピンオフの連載も決まった“柱”の一員で“炎の呼吸”の使い手、煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)は、“間宮祥太朗(26)がいい”とするファンが多い。

「179センチの高身長で、ガッチリしたガタイの良さ。何よりも、太めの眉毛や大きめの瞳など、ルックスが似ている。単純ですが、漫画原作の実写化においてもっとも求められるものを持っていまね」

■ラスボスの“無惨”を演じるのは?

 物語のラスボスで人喰い鬼の原種にして首魁、鬼舞辻無惨(きぶつじ・むざん)。人間に擬態している際は“美男子”そのものだが、温厚な炭治郎に“存在してはいけない生き物”と言わしめるほどの、どこまでも残忍で無慈悲な悪役だ。戦闘能力もすさまじく、詳細は伏せるが、多くの炭治郎の仲間たちが犠牲となった。

松田翔太(34)とか、GACKT(46)とか、人間離れした底知れぬ雰囲気を出している俳優に演じてほしいですね。無惨は設定上、容姿が性別含めてたびたび変わるキャラクターですので、いっそのことダブルキャストもありかもしれません。冨岡に選んだ佐藤健ですが、無惨をやらせても似合う気がしますね」

■あの“福田組”をねじ込むなら?

 シリアス色が強い『鬼滅』にも、善逸の顔芸や、炭治郎の天然ボケなど、ギャグは多い。また、ラスボスの無惨の身勝手極まりない主張の数々が、一周回ってシュールな笑いになっている、とする声もある。そこで、名前が挙がるのが、2017年の映画『銀魂』を筆頭に、“漫画の実写化担当の監督”として頭角を現してきた福田雄一監督だ。

「福田監督は自分の気に入った俳優を何度も起用する傾向にあります。まず間違いなく、『銀魂』や『今日から俺は!』(日本テレビ系)に出た橋本環奈は選ばれるでしょう。

 もしも監督に起用されることになったら、福田作品にほぼ皆勤賞のムロツヨシ(44)と佐藤二朗(51)は、何が何でも出てくるでしょうね。ジャンプ原作の『銀魂2』や『斉木楠雄のΨ難』でも、映画オリジナルのキャラを作ってねじ込んでますから(笑)。

 仮に福田監督が担当したら、天狗の面をかぶった炭治郎の師匠・鱗滝左近次(うろこだき・さこんじ)や、敵の“鬼”のメンバーとして、”いつもの佐藤二朗”のノリで出てくるでしょうね」

 失敗することもある実写化作品だが、『銀魂』や『るろうに剣心』など、時代劇の要素があるジャンプ原作の作品は、成功しているようだ。まだまだブームが続きそうな『鬼滅の刃』も、実写化が待ち遠しいーー。

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