回したり転がしたり。カワウソはなんでこんなに石遊びが大好きなの?その理由を科学で検証(英研究) (1/4ページ)
カワウソのジャグリング/iStock
カワウソは石遊びが好きだ。仰向けになって左右の前足を使って石をクルクルと、ジャグリングのように回転させたり、胸の上で石を転がしたり、時に口に入れたりと、人間の小さな子供がお気に入りのボールで遊んでいるのに似ている。
なぜこれほどまでに石遊びが好きなのか?このかわいらしくて興味深い行動の秘密が、英国王立協会のオンライン科学誌『Royal Society Open Science』最近発表された。
イギリス、エクセター大学が行った新たな研究によると、どうやら空腹と関係があるようだ。
・なぜカワウソは大人になっても石遊びをするのか?
これまで、動物の子どもの間で行われる遊びは「運動能力を向上させる為」というのが定説だった。ところが、大人になっても相変わらず遊んでいるような行動をとるのはなぜか、その理由ははっきりしなかった。
今回の研究結果によると、こうした遊びのスキルは、誤まったエサ漁り行動の表われで、空腹のときに本能的に子供に戻ってしまうからなのかもしれないことを示しているという。
『The Quarterly Review of Biology』誌に掲載された2010年の研究によると、動物の遊び行動は、「構造的、脈絡的、発達的な行動とは違い、動物がリラックスしていて、刺激が少なく、ストレスがほとんどない環境にあるときに始まる、一見、なんの機能もないと思われる反復行動」と定義づけされるという。
こうした定義による遊びは、石でジャグリングすることが知られているコツメカワウソやビロードカワウソの間で見られる。
ジャグリングするための石をわざわざ腕の下に大事に抱え込んだり、同じ石をずっと持ち続けるものもいるという。