天才テリー伊藤対談「小嶋菜月」(2)総選挙で涙を流す準備もしていたの (2/2ページ)

アサ芸プラス

小嶋 そういうファンの中には、私に「行かないで」って言わせたくて、わざとそういうフリをする人もいたんですよ。でも私、当時は少しひねくれていたので、「もういいよ、行きなよ」みたいな対応をしちゃったんですね。だから総選挙でも、一度も名前を呼ばれたことがなくて、ずっと圏外でした。

テリー まったく手応えがなかった?

小嶋 1回だけ速報で30位台にランクインしたことがあって、「今年はいける!」と思った時があったんですよ。コメントも考えて、メイクもバッチリして、しっかり涙も流そうと考えていたのに‥‥。

テリー ええっ、涙も自在に流せるんだ。

小嶋 あ、ウソ泣きじゃありませんよ(笑)。そういう場で投票してくれたファンの人のことを思うと、やっぱり泣いちゃうな、という気持ちがあったんです。当日は「今日は泣くぞ!」と気合いを入れて行ったんですけど、その場所をもらえなかったですね。

テリー そんな日の帰り道はツラいだろうな。

小嶋 家族もみんな応援してくれていましたから「どんな顔で会えばいいのか」と考えていました。あと、「今夜、SNSに何て書こうか」って。

テリー ファンは結果をどう受け止めたか、気になるものね。

小嶋 結局「選抜に入れなくてごめんね」と書いたんですが、「謝らないで」といったコメントをたくさんくださって。ファンの優しさに救われました。

テリー ありがたい話じゃない、その夜は眠れないでしょう?

小嶋 いえ、ぐっすり眠れました。

テリー アハハハ、なんだ、意外とずうずうしいな。

小嶋 次の日には気持ちを切り替えて「今日からまた頑張るぞ!」って。

テリー いいんじゃないの。そのくらいの気持ちでいかないと、やっていけないものな。

「天才テリー伊藤対談「小嶋菜月」(2)総選挙で涙を流す準備もしていたの」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2020年 5/21号小嶋菜月元AKB48選抜総選挙テリー伊藤エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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