中井祐樹の「何かを失っても『格闘技を守りたい』という思い」 (2/5ページ)
パラエストラ東京は今月(5月)いっぱいまで休み。自主トレも禁止です。自主トレはやってもいいというつもりでいたけど、やっている人はいないと思います」
パラエストラネットワークの中には、本職が医者という支部長も。その支部はいち早く休館したという。
「その支部長とはコロナについての話をしていました。我々の行動が業界のスタンダードになる可能性はまだある。それも含めていち早く休館という声明を出したことになります。全貌がわからないので何ともいえないところもあったけど、みなまわりの様子を見ていたので、ウチが口火を切らないとという感じでした」
■コロナに配慮した青空教室計画
その一方で中井は今回のコロナ禍を甘く考えていたところもあったことを否定しない。「そもそも道場には妙に体力に自信があったり、元気な人しか来ないだろうという考えもあった。(当初は)あまり深く考えていなかったフシはありましたね」
地方から徐々に経済活動は復興しているが、自粛要請に従っている格闘技のジムや道場の再開には「慎重を期す」という声が大きい。中井は「格闘技は超濃厚接触競技なので、そう言われても仕方ない」と考えている。
「ただ、新型コロナウイルスはドアノブや手すりからでも感染してしまう恐れがある。だとすれば、格闘技だけの問題ではない」
まさに、日本にブラジリアン柔術のパイオニアとして業界をリードしてきた
数カ月ぶりに聞く声から察すると、中井は元気そうに思えた。もっとも当の本人は「すごくシャキッとしているわけではない」と打ち明けた。
「やりたいことをちゃんとできないというモヤモヤはある。今日(5月某日)はパラエストラ東京の有志が集まる感じで都内の某公園で青空教室をやっていました」
聞けば、今回で2回目。