トランプに難癖!? テドロス事務局長「日本は成功」おべっか発言の鬼一口 (2/2ページ)

Asagei Biz

「WHOへの拠出金は大半、運営資金として消えてしまうとして、米国にはかねてからWHOに金を渡すなら、実際の医療援助にあたるNGO(非政府組織)に直接渡す方が効率的との意見があった。つまり、米国によるWHOへの資金停止や脱退が現実味を帯びてきたわけですね。そこで、WHOが米国に代わって頼みの“金ヅル”と考えたのが日本だった、というわけです。実際、テドロス氏は日本による155億円拠出に感謝を述べ、3月30日には、安倍首相と約45分間にわたり電話会談。直後にはツイッターを更新し、《非常に生産的な電話だった。彼に感謝しました》と、賛辞を送っています。このまま行けば、テドロスが日本に米国の穴埋めを求めてくることは間違いない。日本も米国と歩調を合わせて資金を停止すべき、といった強硬論も出ていますから、安倍政権も見え見えのおべっか発言などに惑わされることなく、毅然とした態度で臨んでほしいですね」

 米国によるWHOへの資金停止や脱退をけん制する狙いもあったのか、5月25日の記者会見では、トランプ米大統領が新型コロナウイルスに有効として服用していた抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」の国際的な治験を一時的に停止したとの発表をしたテドロス氏。傍目には、「トランプよ、お前が飲んでる薬は効果がない」と難癖をつけているようにも映る。

 やることなすこと、まるでピントが外れているような同氏の言動は、今後さらなるWHO離れを加速させることは間違いなさそうだ。

(灯倫太郎)

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