魔除けの護符として知られる「角大師」実は女官たちにモテモテのイケメン僧侶だった (1/2ページ)

Japaaan

魔除けの護符として知られる「角大師」実は女官たちにモテモテのイケメン僧侶だった

恐ろしい鬼のような姿で描かれている魔除けの護符・角大師(つのだいし)。天台宗の僧侶・元三大師(がんざんだいし)が変化して疫病を追い払った姿だとされています。ネット上で話題になったことがあるので知っている人も多いでしょう。

元三大師は慈恵大師(じえだいし)とも呼ばれ、元の名前を良源(りょうげん)といいます。この良源ですが、実はかなりのイケメンだったとか。

イケメン僧侶の良源はモテ過ぎて困っていた

良源が第18代天台座主の地位にあった頃の平安時代、とても風紀が乱れていました。仏門に下っていても女性と関係したり稚児を抱え込んでいたりしていたため、マジメな良源は頭を抱えていたのです。

さらに、良源はイケメンだったので宮中に出向けば女官たちに言い寄られる始末。

元三大師と角大師(wikipediaより)

この乱れた風紀をどうにかしなければいけない、そんな使命感をマジメな良源は感じていたでしょうね。そして、僧侶としての能力も高かった良源は、現状に対処するための行動に出るのです。

女官たちを追い払うため鬼の姿に変化した

良源はある日、自分に言い寄ってくる女官たちを集めました。イケメンの良源に声を掛けられて、女官たちは心が弾んだことでしょう。しかし、良源は何やら呪文を唱え始めます。

そして、鬼の姿に変化してしまった良源。その姿を目の当たりにして女官たちは恐れおののきます。このときに良源が行ったのは、「首楞厳経(しゅりょうごんぎょう)」という、主に魔を退ける働きがある術です。

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