3匹の子猫の育ての親を買って出た犬、我が子のように愛情を注ぐ(アメリカ) (3/4ページ)

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 それは、トルービーを引き取ったばかりの頃のことだった。当時、ケンダルさんはテキサス州に住んでおり、生後5週目だったトルービーをシェルターから一時預かりした。

 里親になったケンダルさんは、トルービーがパルボウイルスに感染したり、蛇に噛まれたりした時も、再びトルービーが健康を回復できるように懸命にケアした。

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image credit:Kendal Benken

 結局、その後ケンダルさんはトルービーを飼い犬として引き取ることにしたが、トルービーの子猫へのケアを見ていると、「もしかしたらトルービーは、自分が大切にケアされたことを覚えていて、その恩送りをしているのかもしれない」と思ったという。

とにかく、トルービーは他の救助・保護された動物たちに対して、本当に愛情を惜しみなく注ぎます。

私が里親になって自宅へ連れてくる動物たちに、いつもやさしく接して、すぐに仲良しになります。トルービーは、とても忍耐強いし、強い母親の本能を持っているようです。


・3匹の子猫の1匹と特別な絆を育むトルービー

 ケンダルさんによると、今トルービーはエド、プリッシー、ロウイーと名付けられた3匹の子猫の中でも特にエドと特別な絆を育んでいるという。

トルービーにとっても、猫たちにとってもウィン・ウィンの関係を築いていると思っています。トルービーはママになれることができるし、猫たちはトルービーのようなやさしい犬と過ごして慣れることで、犬を恐れない環境に馴染み、引き取り先の幅も広がります。

トルービーには「子猫たちと別れても、またここに別の動物たちが来るからね」と言い聞かせていますが、3匹と別れる日は、トルービーはきっと悲しむことでしょう。特にエドとはいつも一緒にいるので、離れなければならない時のトルービーの反応が心配です。
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