上司にしたい戦国武将ランキング発表!「麒麟がくる」光秀は6位で信長は? (2/3ページ)

Asagei Biz

極め付きは滋賀の大津といういちばんいい領地を渡した明智光秀に裏切られて本能寺で死ぬ。これだけ部下に裏切られ続けても、信長自身は部下を信頼してちっとも疑っていない」(桐畑氏)

 確かに「全てにおいて魅力的」(北海道・60 歳・男性)とか「気が荒いけど、気に入れられたら楽しそう」(愛知県・50歳・女性)と、ちょっとオイオイなコメントもあるほど、信長人気は健在のようだ。

「片や徳川家康は最後に天下を統一して安定政権を築いた人ですけど、信長、信玄、謙信、秀吉などの強豪勢がみんな死んでいなくなってからですから。家康は言ってみれば、後出しジャンケンで勝ったようなものですよ。まあ家康ファンの多いところでは言えないんですけど(笑)」(桐畑氏)

 かつては「究極の出世頭」(和歌山県・51歳・男性)という立身出世の権化として人気のあった豊臣秀吉の人気が近年は低迷。一方、本能寺で信長を討った明智光秀は、女性に限ると第3位で、秀吉は8位と下位にランキングされている。河合氏は、

「秀吉は一代で太閤、関白にまで上り詰めた人間ですが、今の若い人はそういう出世は望んでいないんです。出世すると責任も大きくなるし、結果責任を取るのも嫌なんです。明智光秀が女性で3位(総合6位)なのは、明らかに放映中の大河ドラマ『麒麟がくる』の人気です。2年前ならここまで上位にくることはなかったでしょうね」

 続けて、「ドラマでは他人に優しいし、側室を持たない。奥さんの煕子(ひろこ)一筋の誠実さが女性受けするのでしょう。そんな煕子との間に生まれたのが『たま』、のちのガラシャです。気性の激しい夫の細川忠興(ただおき)と対等に渡り合い、みずからの意志でキリシタンとなった。けれど石田三成に人質に取られそうになった時、細川家のために潔く死を選んだ。そんな自立したヒロインの父親というイメージも、光秀の女性人気の理由なのかもしれません」

 二人が共通して意外に感じたのは、ベスト40の17位に入っている浅井長政。河合氏にしてみると、「なんで?という気がしますね。信長の妹のお市を嫁にもらって、茶々、初、江という三姉妹の父親というだけ。戦上手だが、結局、自滅したので武将としては大した人ではない。

「上司にしたい戦国武将ランキング発表!「麒麟がくる」光秀は6位で信長は?」のページです。デイリーニュースオンラインは、真説!日本史傑物伝浅井長政麒麟がくる石田三成明智光秀社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧