飼い犬を慕い、後をずっとついてきたキツネの赤ちゃんの物語(アメリカ) (2/4ページ)
よく見るとそれは複雑なグレーがかったキツネの赤ちゃんで、どうやらテリアのミックスのオリーブを母親と間違えているようだった。
いったいどこから?と思いつつも散歩を続けて自宅に向かうと、そのキツネもそのまま庭の前まで来てしまった。
そしてスプリンクラーにさっと駆け寄ると、ごくごく水を飲み出してのどの渇きを癒しはじめた。その激しい飲みっぷりからしてもそのキツネは1匹でさまよっていたようだった。
・仲間も見あたらず…行き場のない子ギツネを保護
実はこのあたりはハイイロギツネが時々現れる地域で、一家も去年庭のあたりでみかけたキツネの群れの動画をこっそり撮ったことがある。
ロザリンさんはひどく脱水したまま1匹で歩いていた子キツネが心配になった。そこで地元の野生動物救助施設に連絡し、その指示に従った。
まずあたりを歩き回り、仲間のキツネや母親キツネがいないことを確認、キツネはエキノコックスなどの寄生虫を持っている危険性があるので、直接触らぬよう手袋を装着。
更にちょうどよいサイズの箱を用意し、子ギツネをたくみに誘導する作戦で触れることなく捕獲に成功した。