「セの投手は打撃を磨け」里崎智也が語る「パ高セ低」の打開策 (3/4ページ)

新刊JP

セ・リーグの投手はもっと打てるようになるべきですが、ヒットをガンガン打てと言っているわけではなくて、バントとかエンドラン、ケースごとの進塁打くらいはしっかりこなせるようになるべき、ということです。プロに入ってくるような投手は、アマチュア時代は4番打者だった人も多いわけですから、真剣に練習すればそれくらいできるはずです。

――本書にある投手の球種についてのお話が新鮮でした。投手がどういう球種をどれだけ投げようと、変化する方向は5つしかないという。

里崎:球種って「言ったもん勝ち」なんですよ。だって「シュート」と「ツーシーム」がどう違うかって聞かれても、みなさんわからないでしょう?その投手がツーシームと言えばツーシームだし、シュートって言えばシュートなんです。

――ツーシームといえば、横浜DeNAベイスターズの山崎康晃投手のツーシームはボールを挟んで握っているように見えます。握り方といい変化といい、一般的なツーシームとはまったく違いますよね。

里崎:チェンジアップみたいですよね。でも、本人がツーシームって言うんだからツーシームなんです。

打者の方も投手が申告している球種の「名前」にはこだわりません。投手がスライダーと言っているボールでも、自分の感覚でカーブだったらカーブとして対処します。その方がアジャストしやすいんです。同じようにスライダーと言っているボールでも、投手それぞれ曲がり方は違うものなので。

――「リードは結果論である」とはっきり言いきっているのも痛快です。そう考える理由はどんな点にあるのでしょうか。

里崎:これは前から言っているんですけど、なかなか理解されないんですよね。いいリードの定義は何ですかと聞いても、みんな「点を取られないリードがいいリード」とか「相手の狙い球を外すのがいいリード」って言うでしょう。

でも、「こういうリードをすれば相手の狙い球を外せますよ」「こういうリードをすれば点を取られませんよ」という具体的な方法は誰もわからないんです。

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