ストレスを減らすことで白髪を減らすことができる可能性(米研究) (1/3ページ)
ストレスを減らすと白髪も減る / Pixabay
歳をとれば、シワが目立ってきたり、髪が薄くなったり、なにかと見た目の衰えが気になるものだ。特に白髪は、若さあふれる花盛りの時代の終わりを告げる最初のサインと言えるだろう。
しかし『bioRxiv』(5月19日投稿)で公開されている研究によれば、白髪になってもストレスさえ少なければ、また本来の色を取り戻せる可能性があるそうだ。
・白髪が元の髪の色に復活していることを発見
先端には色があるが、根元が白くなっている髪の毛は、白髪がまさに進行していることを示している。
コロンビア大学メディカルセンター(アメリカ)の研究チームは、そのような髪の毛を民族的ルーツが異なる14人から採取し、調べてみた。
すると驚いたことに、人によって根元へ向かうほど白くなっていない毛があることを発見したという。仕組みは分からないが、髪の毛が本来の色をわずかに取り戻していたらしいということだ。
・ストレスに関連するタンパク質が白髪の原因に
そこで今度はプロテオーム解析で、髪の毛の色のある部分と白髪の部分に含まれるタンパク質が確かめられた。
ここからは、白髪の部分には、上方制御(神経伝達物質やホルモンなどへの応答が高まること)された「ミトコンドリア・タンパク質」がたくさん含まれていることが分かったという。これは普通はエネルギー代謝に関与しているものだ。
ミトコンドリア・タンパク質が上方制御されるのは、ストレスにさらされたときであることが知られている。また、これらはDNA分解のような加齢にともなう現象とも関係していることが指摘されてきた。
だが特に注目すべきは、そうした影響の多くが、定期的な運動や健康的な食事といった生活習慣に切り替えることで、抑えられるということだろう。